アニメーション

野菜フォビア
アニメーション 1分43秒

 近所のスーパーの店内では、いつも大きなBGMでキャンペーンの広告を宣伝し、狭い通路の両側にはたくさん商品が並んでいる。あまり大きくない野菜コーナーは、いろいろな種類の緑黄色野菜が詰め込まれ、小さな値札に自分がよく覚えられないカタカナ名前が書かれていた。
 このお店に行くたびにイライラしますが、あまりにも安いので、結局よく行きます。このイライラを具像化すれば、共感しやすくなるのではないかと考えました。
 「緑」の一般的なイメージ・意味の中でポジティブなものには「バランス・平和・安全・落ち着き・自然・新鮮・健康・生命力」などがあります。しかし、緑の野菜を見ると、逆にイライラし、不安になっちゃう。なぜでしょうか。
 それは、野菜を見ると、野菜の渋味や苦味を想像して、その感覚から不安になるわけです。それで、この作品を作りました。
 「Phobia」とは「恐怖症」という意味です。主人公は野菜に眩惑され、幻覚を起こしたストーリーです。